少子高齢化の波を実感

幼少時に過ごした田舎町を離れて30年余りが経ち、ふと気づくと自分の両親もすっかり年老いていました。

母が風呂場で倒れたとの連絡を受け、慌てて実家に帰ってみると、あれほど元気だった母がすっかり痩せてしまい、記憶力や思考力なども落ちているようでした。

父のほうはまだ元気なのですが、年齢的には母よりも年上のため、こちらもいつ倒れるか判りません。

倒れて以来すっかり気弱になった母を捨ててはおけず、長年勤めていた会社を退職して実家に戻ることになりました。

残念なことになかなかご縁がなくて結婚していないため、実家に戻るのも身ひとつで済みます。

一番困ったのが仕事関係で、それまでやってきた仕事を引き継ぐような形で思い切って独立してみたものの、とにかく実家が田舎町にあるため、ちょっとした連絡や買い物にも不便です。

辺りを見回してみれば自分の家族以外も同じような状況で、都会に出てしまった子供は山奥の田舎町にはなかなか戻らず、介護の手が足りている家などないといった印象でした。

実際のところ戻って来ても仕事があるわけでもなく、家庭や子供がいる場合にはなおさら戻れないでしょう。

老人の人数に対し、その面倒を見るはずの子供の人数はまったく足りておらず、行政の手助けで何とか暮らしている世帯ばかりです。

少子高齢化の波をつくづく実感しました。

自分の父母に対しては自分自身が責任を持って面倒を見ることを決めましたが、隣の家などは1人息子が帰らず、お婆さんが1人で生活しています。

隣家のお婆さんは私には泣き言などを言わずに元気に生活しているものの、私の父や母にはポロリと弱音が出るようです。

いずれ弱ってきたら、母のように風呂場で倒れてしまったらと想像すると恐ろしくなるようで、私自身も独身であるためにその気持ちは充分に判ります。

自分自身も少子高齢化の波の中にいる1人だという自覚はあります。

私の場合は色々な都合が重なって結婚できず、この年まで独身を通してしまいました。

今は父母の面倒を自分で見ることができますが、自分が年老いた場合を考えると怖くなります。

独身だったり、子供がいても人数が少ないといった家はよくあるようで、以外にも独身仲間には事欠きません。

長い間続けてきた事業なのに後継者が見つからずに泣く泣く廃業したという人や、家や財産を残しても継ぐ子供がおらず、自分が死んだあとの遺産がどうなるかも判らないという人もいて、子供の人数が少ない現状の怖さを実感しています。

政治家の畑恵さんもこの対策に取り組んでました。

 

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