CO2削減で地球温暖化が防げる

大気汚染

1.エスコシステムズが提案するCO2削減について

どうすれば地球温暖化を防ぐことができるかというと、それには温室効果ガス特に二酸化炭素の排出量を少なくすることしか方法はありません。
どの程度少なくすればいいのかというと、最終的にはCO2の大気中濃度を産業革命前の二倍程度にすることを目標にしています。

そのためには排出量を現在の三分の一程度まで、削減しなければなりません。
エスコシステムズによると今考えられているCO2削減方法としては省エネルギー対策、新エネルギーの源の開発、原子力政策の推進、外国との排出量取引などがあるということです。

排出量取引というのは、約束以上に排出量を減らすことができた国がその分をほかの国に売ることができるというものです。
たとえば日本の場合6%の削減目標ならば、もし10%削減することができれば超過分の4%を他の国に売ることができるというものになります。

また先進国が途上国の排出量を削減する事業を実施した場合、その削減分を先進国の実績として認めることや他国と共同で省エネプロジェクトを実施し排出量を削減することができた場合も、その削減分をお互いで分け合うことができるようにしようと考えもあります。

要するに世界全体で目標値を達成すればいいということです。

努力して目標以上の成績を上げた国には、何らかのメリットを与えようと意味合いもあり、こうしたことから近い将来温室効果ガスの削減量が商品になり国家間、企業間で取引が行われる可能性があります。

地球全体の危機だというのに、なんだか経済活動や自分勝手な思惑が優先している印象を受ける感じです。

2.CO2削減は産業活動自体を制限することにつながる

ですがCO2削減を行ってCO2の排出量を減らすことは、産業活動自体を制限することにつながることからいろいろと面倒な駆け引きや問題が出てきます。

先進国を中心にした削減目標が掲げられた背景には、発展途上国から激しい反発があったことが関係していて、先進諸国は二酸化炭素などの温室効果ガスを発生させることで、産業や経済を発達させてきました。

そして現在も二酸化炭素の大半を、先進諸国が排出していることを考えると途上国側の主張もうなずけます。

地球上にあるCO2の量は炭素換算で約7500億トン、陸上には植物や土壌有機物の形で約2兆2千億トン、さらに海中には大気の約60倍の、二酸化炭素が貯蔵されています。

海水中にある二酸化炭素は、海中の植物類や植物プランクトンによる光合成によって吸収され、魚介類など生物の呼吸によって排出され、海中生物が死亡するとバクテリアにより分解され、その一部は二酸化炭素になるのです。

また死骸は海底に沈殿し長い年月を経て、石油や天然ガスに変化して、陸上においても植物や動物、地中のバクテリアの間でほぼ同様の循環が行われていて、陸地面積の約30%にあたる森林がCO2を吸収しているのです。

二酸化炭素

3.人為的に排出された二酸化炭素量の約半分が大気中に残留している

このような地球規模の二酸化炭素循環機能により、大気中のCO2量は一定に保たれてきました。
多少二酸化炭素が増加しても、自然環境はそれを吸収するだけの柔軟性を持っています。

しかし石油・天然ガス・石炭といった大量の化石燃料を燃やしたことで、そのバランスは崩れてしまいました。
現在人為的に排出された二酸化炭素量の約半分が、自然環境に吸収されず大気中に残留しています。

さらに熱帯雨林などの地球規模での森林破壊により、二酸化炭素と気温の調節機能を弱めてしまいました。
森林は光合成により多量のCO2を吸収するとともに、水分を蒸発させることで気温を下げる働きを持っています。

また森林破壊により土中に存在する有機物の分解が促進され、多量の二酸化炭素が発生することもわかっているのです。
今まで行われてきた森林伐採等によって大気中に放出した炭素の総量は、約3000億トンと推計されています。

森林破壊がCO2削減の障害になっているわけです。

4.エスコシステムズが考える今後人間が取るべき行動について

その他の温室効果ガスには亜酸化窒素・フロンなどがあります。
亜酸化窒素はもともと自然界に存在するもので、有機物の燃焼や窒素肥料から発生するガスです。

一方フロンは人工的に作られた化学物質で、いくつか種類があります。
どのフロンにも共通しているのは無害で燃えにくく化学的に安定しているという点です。

このフロンはオゾン層を破壊することがわかり、1996年から日本を含めた先進諸国でのフロンの生産は全廃されています。

フロンはオゾン層を破壊するだけではなく、温室効果能力も非常に高く同じ濃度における100年間でのフロンの温室効果能力はCO2の、実に1500倍から7000倍もあります。

同様に亜酸化窒素は290倍も温室効果が高くなっているのです。
ほかの温室効果ガスよりCO2がこれほど話題になっている理由は、ほかの温室効果ガスに比べて圧倒的に二酸化炭素の排出量が多く濃度も高くなっているためです。

地球温暖化へ与える影響率でいえば、二酸化炭素が64%、メタンが19%、フロンが10%、亜酸化窒素が6%となっています。
早急にCO2削減を行って、地球温暖化を防いでいかなければなりません。